translations and writings

【翻訳】
『レスター・バングス 伝説のロック評論家、その言葉と生涯』
ジム・デロガティス(著)
田内万里夫(訳)
TONKACHI(刊)
https://shop.tonkachi.co.jp/blogs/special/lbs_book
2024年05月(出版)

「原著の刊行は四半世紀前。だが、この点で本書の意義はまったく衰えていない。どころか、増している」(書評:椹木野衣/朝日新聞)

【内容紹介】
音楽について語ることが、表現し行動することであった激動的な1970年代。その真っ只中を生きて死んだ、伝説のロック評論家レスター・バングスの評伝、日本初書籍化。一人の、これ以上ないほどにクチの悪い男が「文学としてのロックンロール / ロックンロールとしての文学」を作り出すまで!

「レスター・バングス 伝説のロック評論家、その言葉と生涯。(原題:LET IT BLURT)」は、抑圧された子供時代からロック批評家として頭角を表し突然の死に至るまで、伝説の男の人生を丹念に追った記録である。翻訳は無理とも言われるその独特の表現、比類なき音楽への情熱、攻撃的なのに泣けてくる、どうしようもないほどに切ない魅力が明らかにされる。

没後40年以上が経過した今も、レスター・バングスは本気で音楽と対峙した傷だらけのヒーローとして、人々の記憶に残り続けている。その言葉に触れたものは、本当の音楽、本当の文学、本当の青春に触れたように、それ以前とは何かが全く変わってしまうのだ。

「パンクロック」や「ヘヴィメタル」を定義し、絶賛するにも酷評するにも、同じだけの愛と憎しみを注いだ、あり得ないロック評論家。英語圏においては、彼の評論スタイルは1つの到達点として認識されているが、日本ではこれまで書籍の出版がなく、ほとんど知られてこなかった。本書はその空隙を埋める最初のものである。

【書評】
朝日新聞(評者:椹木野衣)
▶「レスター・バングス」書評 「実証」や「研究」から遠く離れて
https://book.asahi.com/article/15343885

【ライター/執筆】
『刑務所ごはん』
汪楠、ほんにかえるプロジェクト(著)
K&Bパブリッシャーズ(刊)
http://www.kb-p.co.jp/publication/keimushogohan/
2024年10月(出版)
※田内万里夫(ライター)

長期受刑者の更生支援をおこなう「ほんにかえるプロジェクト」およびその代表である汪楠の著作として、日本各地の受刑者200名を対象に「刑務所の食事」に関するアンケート調査をおこない、また元受刑者の証言なども参考にして、その結果を書籍としてまとめたもの。再現レシピ付き。不景気や物価高騰、受刑者の高齢化などにともなう刑務所の食の2020年代の実情(リアル)を記録する。

【書評】
CYZO Online(サイゾーオンライン/評者:佐々木拓朗)
▶これぞ真のグルメ本!? 日本で最も「食」に執着する人々による『刑務所ごはん』
https://cyzo.jp/society/post_375040/

AERAdot.(評者:鷺ノ宮やよい)
▶刑務所の食事は外とどう違う? 全国200人の受刑者の声をリアルレポート
https://dot.asahi.com/articles/-/247821?page=1

PRESIDENT Online(ライター:田内万里夫 ※本書の抜粋/再掲)
▶おやつなのに「ご飯のおかず」として人気…受刑者200人の声を料理研究家が再現した「刑務所ごはん」のリアル
https://president.jp/articles/-/88041
▶コロッケでも餃子でもハンバーグでもない…受刑者200人が答えた「刑務所ごはん」人気No.1メニューとは
https://president.jp/articles/-/88067

その他「週刊文春」「しんぶん赤旗」「読売新聞」「週刊読書人」等でも取り上げられています。

【翻訳】
『なぜ働くのか 』
バリー・シュワルツ(著)
田内万里夫(訳)
朝日出版社/TEDブックス(刊)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255009940/


「本書は、AI時代における僕たち人間のサバイバルそのものを根源的に問う一冊でもある」
……松島倫明〔WIRED編集長/元NHK出版編集長〕(解説冊子より)

【内容紹介】
「お金のため」を超えて、働く意味を発明しよう。

なぜ、不満を抱えながら働く人がこんなにも多いのだろう? 問題は「人間は賃金や報酬のために働く」という誤った考え方にある。今こそ、仕事のあり方をデザインしなおし、人間の本質を作り変えるとき。新しいアイデア・テクノロジーが必要だ。そうすれば、会社員、教師、美容師、医師、用務員、どんな職務にあっても幸福・やりがい・希望を見出だせる。仕事について多くの著書を持つ心理学者がアダム・スミス的効率化を乗り越えて提案する、働く意味の革命論。

Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第5弾。

「なぜ、私たちは働くのでしょうか? なぜ、私たちは刺激に満ちた冒険を次から次へと味わう生活ではなく、朝起きるたびにベッドから這い出す毎日を送っているのでしょうか? 実に馬鹿げた質問だ、働くのは生活のために決まっている──たしかにそのとおりです。でも、それがすべてでしょうか?もちろん、そうではありません。なぜその仕事をするのか、仕事にやりがいを感じている人々に尋ねてみると、お金のためという答えはほとんど返ってきません。賃金以外の働く理由を並べれば、そこには長く、実に興味深いリストが展開されるのです」(本書より)

【連載】SUB-RIGHTS (DotPlace)
海外の本を自国で刊行する翻訳出版には、契約を成立させるための業務を担う「版権エージェント」という職種がある。このテキストは、一般社会ではあまり聞き慣れない職種「版権エージェント」の仕事、またそこから見聞きすることになった知られざる翻訳出版小史を伝える自伝的小説になっていく予定だったが、どうだろうか。連載タイトルの「SUB-RIGHTS」とは、著作権の二次的使用を意味する用語である。日本と海外の架け橋となったスコットランド人の版権エージェント、師であったウィリアム・ミラーへ追悼の念を込めて書き綴っていく。
http://dotplace.jp/archives/category/column/sub-rights


【 Writings/Articles 】

● Article (Japanese/翻訳)
最新作『DEAD ASTRONAUTS(死んだ宇宙飛行士)』の著者ジェフ・ヴァンダミアの語る文学の新ジャンルクライメート・フィクション(Climate Fiction)の力
Esquire Digital(日本語版)

● Article (Japanese/書評)
Street ReView #12 「市民」である僕たちの奮起のために━━佐久間裕美子『Weの市民革命』
M.E.A.R.L.

▼Blog (Japanese): http://mario-mandala.seesaa.net/

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